『夜悲…』復旧中

出産(2)

遠隔モニターで監視されながら陣痛室で耐えること15分くらい?

母に測ってもらったら3分くらい間隔で陣痛がきてるっぽい。

 

確実に間隔短くなってる・・・しかも痛み増してるし・・・

 

母はおろおろしつつも腰をさすってくれたりするが、

痛いだけで何の効果もなし。

「さわんないで。もういいから。」

って。

ごめん。かーちゃん。

 

たとえたこやきくんがついてても同じだったと思うよ^^;

ヒッヒッフーも試してみたけど、効いてんのか効いてないのか・・・

深呼吸してやり過ごした方がマシっちゅーことで、

スーハー、スーハー・・・と10回くらいやってれば波が遠のくと悟り、我慢、我慢。

 

まだまだこれからなんだよなー、初産婦はこれが10時間くらい?なげーな・・・

・・・と思っていたら、当直の看護婦さんが

「結構陣痛の間隔が短いし、強さもキてますね~、先生に見てもらいましょう(焦)」

と、分娩室に連れてかれて、そのまま出産もアリ?の体制で先生を待つ。

 

眠そうな先生登場。

(あー、ここ先生は一人だもんねー。大変だ~。となぜか先生を思いやる余裕があった私。)

内診して一言「3センチだね。もうちょっと、がんばって。」

だって。

 

一応笑顔だったけど、内心「まだじゃん!起こすなよ~」って思ってたろうな^^;

実際起こした当直の看護婦さん

「まだだったね~。」

ってしょんぼり顔になってたもん^^;

 

ちなみに子宮口が10センチになってからがテレビとかで見る出産シーンに突入するわけです。

で、ちょいと時間に余裕ができたということで、

入院する部屋決めとかの段取りに入りました。

 

個室を希望してたんだけど、一般的な個室(お風呂なし)は満室で、

その1ランク上の部屋(お風呂付)が空いているとのこと。

差額2,000円は痛いかな~と思ったけど、余裕ないし、お風呂付はいいな~ってことで、

1ランク上の部屋でお願いしますってことに。

 

ま、いっか。と母と話していたら、再び看護士さんが現われて、

「すみませ~ん。さっきの部屋は今出産された方が入るとのことで・・・」と^^;

確かに隣でダンナさんっぽい人と母親っぽい人が待機してたなぁ・・・

次の選択肢は、翌日の午前中に空く予定の風呂なし個室か、

2ランク、3ランク上の個室か、4人部屋か・・・

 

こういうときあなたならどれを選びますか?

私は一度夢見た風呂付個室を捨てられませんでした^^;

 

結局2ランク上の個室にしましたよ^^;一般的な個室からプラス3,500円。

ま、いいか。いいのだ!24時間新生児室モニター付、ウォシュレットトイレ、シャワー、なんでもあるぜ!

・・・っていうか、その間も3分間隔くらいで陣痛来てるわけで^^;

本人はどうでもいいわけですよ。

 

とりあえず、陣痛室から部屋まで移動。その間も陣痛の波がきて、廊下でたたずむ私。

ああ、それっぽい・・・と産気づいた妊婦を自覚。

 

やっとこ部屋に着いて、ベッドにゴロン。

陣痛の間隔はなぜか開いてるようだけど、確実に痛い。

スーハー作戦だけではつらい。

 

なぜか指を1本1本マッサージしながら耐え始めた私。

2往復20本もんでるうちにはなんとか波を越えられた。

お産を早めるには赤さんが降りてくればいいんだから、痛いけど、

下はなんとなく開放する感じで。

 

この間モニターもなく、いよいよ痛みが増してきた、かつ、いつまでここにいれば・・・

と不安になったのでナースコール。

 

「じゃ、陣痛室へ移動しましょうか。」

って、え?もしかして、もっと早く言ってればよかった?

てな感じで再び陣痛室でモニターを着ける。

 

うううう・・・痛いよ。プローブ(?)のあたってるところが張ると激烈に痛い・・・

ただ、この時朝の8時くらいだったのかなー、入院してから4時間。

まだまだこれより痛いんだよなー、

しかも家を出てからまだ6時間くらいしか経ってないし・・・。

うう、これが産みの苦しみなのか・・・だふぅ・・・。

 

そうこうしていたら助産師さんが来て内診。

「あ、7cmくらい開いてますね。ちょっと先生に聞いてきますね~」

って。

あ、結構進んでない?

と、思うや否や、助産師さんが戻ってきて

「もうちょっと手で開いてやれば8cmくらい開きそうだから分娩室に移動しようか?」

だって。

 

ええ?もう?手で開く??

ま、いいや、早くこの痛みから解放されるのなら・・・なすがママきゅうりがパパよ。

というわけで分娩室へ。

 

かーちゃん。行って来るよ。

この頃はとーちゃんに連れられてばーちゃんも到着してたっけな。

<つづく>

 

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