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ここは私(みどペン)が、「育て辛っ!」と思う息子たちや、「クセ強っ!」と思う夫と、なんとか明るく楽しく穏やかに過ごすことを目指してあれこれやってみたり、やらなかったりする様子を、書いてみたり、書かなかったりするブログです。お時間とお気持ちの許す限りお楽しみください。
『正体』 Audible版 – 完全版 染井 為人 (著), 渡辺 紘 (ナレーション)
思考が小説風になっているという…^^;
「ワンチャンこれから最低1人うちに遊びに来るかもしれない・・・」
新学期が始まって間もなくの午後2時半過ぎ。
まだ授業が本格化しておらず、短縮時程で下校してくるなり
「今日もこの後すぐ公園に集合だって!」
と玄関にランドセルを放り投げたまま出掛けて行った次男からのDiscordだった。
「お、おう・・・。ただし、ママは4時まで仕事だから。しかもこれからミーティングがある可能性があるから。来てもいいけど、片付けもしてないし、おもてなしはできないよ。」
PCの画面で時刻を確認しながらみど子は答えた。
みど子は昨年から週3日、9時から16時まで完全在宅でIT関連の仕事をしている。
普段はほとんど一人静かにPCに向かって作業をしているのだが、必要に応じて突発的にwebミーティングが行われる。
この日、みど子としてはミーティングの必要性を感じていたので、むしろ終業時間までの間になんとしても上司とのミーティングを取り付けたいと、催促のテキストメッセージを送ろうかどうかで迷っている最中だった。
みど子は一旦仕事モードの思考を止め、地図サービスで共有している次男の位置を確認した。
「(前の学校で親しかった子のうちのすぐ近くにいるな…)」
少し昔に思いを馳せる。
次男は小学3年から4年の大部分、小5の約1ヶ月間「学校に行かない」状況にあった。
いわゆる不登校だ。
きっかけは友人同士のトラブル。
ただし、当時の在籍校の教員とその事態を収拾する過程で更なるトラブルになり、結局は近隣の学校に転校して3年目になる。
転校当初こそぎこちなさはあったものの、この春からはそれなりの「最高学年」の風格を備えて日々を過ごしている様子が窺えていた。
程なくして自宅の呼び鈴が鳴らされた。
「(早いな。通話を切った後直行しただろ。)」
と、内心苦笑しつつ応答した。
「思ってた10倍くらい来たんだけど・・・」
困惑しつつも興奮気味という状況が隠せない次男の後ろに複数の人の気配がする。
「何人くらいいるの?」
「えーっと、1、2、3、4、5、6…わかんない。7、8人?」
「(そりゃまた随分来たな…)」
「はいはい。何度も言うけど、ママは4時まで仕事だし、散らかってるし、おもてなしはできないよ。それ、分かってるならどーぞ。」
「分かってる。大丈夫。」
次男の返答を聞きながら、みど子は「子供が自宅に複数遊びに来た時」の振る舞い方を思い起こしてみる。
次男には…次男というからには我が家には長男がいる。
こちらも不登校状態を数度繰り返し、今は通信制高校で学ぶ高校生だ。
この長男が小学生の頃、みど子一家は社宅に住んでいた。
生来のキャラクターからか、不登校状態にあっても不思議と友人関係の絶えない長男だったので、社宅時代は毎日のように我が家に子供たちが集まっていた。
次男が小さかったこともあり、専業主婦状態だったみど子は集まる子供たちの相手をそれなりの誠意をもって努めていた。
ゲームの順番、さりげないおやつ、退屈した時の次の遊びへのヒント、それぞれの子供の習い事の時間や門限、まだ小さい次男の安全、全体的な場の雰囲気の把握・・・
気にかけるべきことは意外とたくさんあるのだ。
その頃の思い出に浸る間もなくみど子の目の前には今時の小学生たちが次から次に登場してきた。
「こんにちはー」
「お世話になります」
「お邪魔します」
中には「(ペコリ)」だけの子もいたが、
「(ああ、私はこの子のタイプかもな)」
と、なぜか自分が小学生の頃によそのお宅に遊びに行った時の気持ちと重ねていた。
子供達はそれぞれに私の存在を確認すると、家宅捜索モードに入っていった。
「(親は招けないけど、子供だったらま、いっか)」
レベルに散らかった自宅。
「(だらしない家だ)」
と思われるかなと一瞬残念な気持ちになったが、みど子は一旦仕事モードに切り替えた。
しかし、やはり気持ちが…耳が子供たちの様子を捕えようとする。
「(まいったな…)」
と思っていると、この時間はほぼ自室でPCに向かっている長男が
「な、何事?」
と、私の仕事スペースにひょこッと顔を出した。
「いや、次男の友達でしょ。見たまんまよ。」
と、
「(長男も懐かしいやろ?)」
の気持ちを込めて。
みど子は本来なら次男から連絡が来た時点で長男にも一言言っておかねばと思ってはいたのだが、
次男たちの行動の素早さと、みど子の仕事熱心さと、テキトーさと、この程度の事態なら問題なく対処できるだろうという長男への信頼と…
そんなものが合わさって長男への連絡は後回しにされていた。
確かに状況を見ればあきらかであったため、長男も基本的には「お、おう…」と事態を受け入れる姿勢になったようだった。
長男の気持ちは既に
「(で、自分はどうしたらいいだろうか?)」
に変化していたのが見て取れたので
「ママは4時まで仕事だからって言ってある。長男が代わりにもてなしてくれてもいいんだよ。」
とみど子はやや挑戦的な笑顔で言った。
「(まずそのランニングシャツ一枚という姿をどうにかすべきだとは思うが…)」
やっぱり一言声をかけておくべきだったと多少の後悔と共に。
ミーティングが開催されそうな気配はない。
みど子の上司は忙しい人で、もうここ数日「午後からミーティングしましょう」と向こうから連絡は来るのだが、実現できていないのだ。
この日も3時過ぎを迎えていた。
ここまで連絡がないと「(今日も放置プレイかな)」と、みど子は残りの時間でできることを計算しなおした。
最近よく見聞きするローコード開発ツールの一つということになるのだろうか。
ExcelやGoogleスプレッドシートで関数やスクリプトを駆使するよりも、もう少し直感的かつやり方次第では本格的に便利なツールが作れる…という代物を使って作業をしている。
初期のミーティングで決めたことをみど子なりに解釈してコーディング…というかカスタマイズを進めてきた。
そろそろもう一度方向性をすり合わせたい。
大昔…みど子が新卒正社員でソフト開発会社で働いていた頃の、仕様をがっちり決めてから作るウォーターフォール型の開発とは違い、「とりあえず作ってみて」からチョコチョコ修正していくタイプの開発になっている。
ラジオボタン一つ制御するのにもコーディングしていた頃を思い出すと、作るのも修正もびっくりするほど簡単になっているのは分かるのだが、なるべく手戻りは発生させたくない。
時短のパート社員のようなものなのだ。
深夜までダラダラと拘束されながらの開発ではない。
だからこそ20分やそこらの時間も無駄にしたくない、してはいけないだろうとみど子は考えるのだった。
あと30分でできることとして、新たに「絶対あとから必要になってくるはず」と思われるパーツを追加することにした。
「(おせっかい機能かもしれないが)」
コーディングという名のカスタマイズ。カスタマイズという名のコーディング…どう表現すべきか分からないが、
カチカチとマウスを一心にクリックした。
どうやら長男が小学生に紅茶をふるまうことにしたらしい。
「(この暑いのに…)」
その日は20度を優に超え、「4月にしては暖かい」とテレビでさんざん言っていたのだが、長男はテレビはほとんど見ない。
ほとんど自宅にいるので天気予報にも興味はないのだろう。
最近お気に入りの紅茶に出会った長男としてはその紅茶をふるまうことは最大級のおもてなしなのだ。
「何人いるんだ?」
「カップ足りるかな…」
などと長男が台所に立ってアレコレやっている気配を感じる。
「次男くんのおにーさんは何歳ですか?」
「17歳。」
「次男くんと目の辺りが似てるね」
次男の友達とも会話が始まってるらしい。
長男もだんだん調子が出てきたのか、逆に
「次男って学校ではどんな感じなの?」
と質問までしている。
「(それは確かに興味ある。でかした、長男。)」
4時まで残り20分弱。
「(やはりこの状況では仕事に集中するのは無理か…)」
ミーティングが始まったら仕事スペースの間仕切りをしっかり閉めるつもりで耳はしっかり子供たちの会話に持っていってしまった。
「あだ名はねー、〇〇」
「次男くんはねー、面白くて変な人w」
なるほど。
みど子は笑うと同時に安堵した。
どうやら次男は次男として今の学校の今の学年に根付いたらしい。
長男も
「なるほど。次男についての新しい知見を得られたぞw」
と。
和やかなムードが伝わってくる。
長男の淹れた熱々の紅茶は、ほとんどの小学生に
「熱っ!」
「熱っ!」
と、私の五感はほんのりと有難迷惑感を検知したが、確かに
「ああ、これおいしい!!」
と、心底感激した声も聞こえた。
その頃次男は好き勝手に家のチェックをする同級生に雑に説明をして回っていたようだ。
次男や長男が不登校になって以来
みど子家にこれだけの小学生が集まるのは初めてである。
他の不登校のご家庭はどんなかわからないのだが、その頃自宅での過ごしやすさを追求するために整備した色々なものがある。
ピカピカと光るPC、PS5、VRゲーム機、ピアノ、ギター、3Dプリンター…
「(ああ、なんだか贅沢な家だと誤解されるかな…)」
みど子は一瞬不安になるが、きっとこの子たちの大多数は知らない。
メンタルが弱り切っている時期の不登校児の日々を。
心身ともに健全であれば、次男とて習い事や塾に行っていたかもしれない。
そういうことが全くできない日々が確かにあったのだ。
「(習い事や塾に課金することを思えば、子供たちが興味を持つものにこの程度投資することに問題などないではないか)」
みど子の持論であり、心の支えであり、屁理屈であり、いいわけである。
野球少年のグローブだって数万するはずだ。
1万を超えるキーボードだって、得意げに語る次男を見れるなら…
その積み重ねを今見られている。
「(変に誤解されないといいんだが…)」
みど子は就業時刻を迎えた。
さて、改めて我が家の惨状をチェックする。
まずはリビングでVRゴーグルに魅入られている3人。
さっきまで順番で若干もめていたようだったのだ。
ただ、そこはさすがに小学校の最高学年。
彼らは次男と違いお互いの付き合いも6年目かそれ以上であるのだろう。
ゴーグルをつける子、操作する子、ミラーリングされた画面を見る子で分かれていた。
ゴーグルをつける子と操作する子が分かれいているのがおもしろいと思ったが、一応ワイワイ盛り上がっていたので一安心する。
台所を見ると長男が入れかけた紅茶のパックが複数個散らばったままだ。
「(一体何杯淹れようとしたんだ?)」
当の長男はいつの間にかランニングシャツの上にTシャツを重ねて、一応身なりは整えた様子だった。
「ナーフとか出してみようかな」
ナーフはスポンジの弾が飛ぶ空気銃だ。
長男が小学生の頃流行ったものだと思う。
家族4人で打ち合いができるほどには数を集めてあった。
さすがにもう遊ぶことはないだろうと、それでいてそこそこ投資したので、5年前に今の自宅に引っ越す際も連れてきたのであった。
「そんなものまで引っ張り出さなくていい」
と、みど子は言った。
「(あかん。思ったより長男までテンションが上がってる…)」
多少の不安を覚えながら次男の部屋へ。
次男からよく名前を聞く友人と2人でPCゲームをやっているようだった。
「ヴァロラント」
5 VS 5でネットを介して戦うゲームである。
次男がデスマッチをやっていて、友人が見ているというシーンだった。
デスマッチは一人用の練習モードだ。
さすがにチーム戦をするような愚かさはなかったようだが
「なんでこの状況で「ヴァロラント」?」
と、みど子はごく自然に次男に問うていた。
ここで反応したのは友人の方だった。
「ええ!僕、お母さん(みたいな年の人)が「ヴァロラント」って言うの初めて聞きました!」
「新鮮さ」という意味では次男の友人と気持ちを共有できた気がする。
そうか、みど子の年代の人は「ヴァロラント」という言葉すら口にしないのか。
長男が入れ込んだタイトルだったため、みど子は自身のPCにもインストールした。
スペックの問題で動きは遅かったがデスマッチだけはみど子も未だにたまにプレイする。
「(かわいい)」
数度しか会ったことはない次男の友人だが、素直に忌憚ない意見をぶつけてくれることをみど子はうれしく感じた。
ここで長男同様みど子も久々のホストモードに火が付いた。
「(なにかお菓子を…)」
丁度先週コストコに買い出しに行ったばかりだった。
コストコの買い出しでは毎回リンツのチョコの詰め合わせを買ってくるのがみど子家の定番だ。
「(夏前最後のリンツチョコかな?)」
と思いつつ買っておいたものがまだほぼ手つかずで残っていた。
「(とりあえずこれを出しておけば大丈夫だろう)」
チョコを出しながら
「アレルギーある子いる?自分で判断して食べてね。」
と、注意喚起。
長男が小1の時。
あれも入学したての4月だった。
その時もほぼアポなしで長男が数人のなりたてのクラスメイトを引き連れてみど子家にやってきた。
当時のみど子はホスト役の初心者で、引っ越したばかりであったこともあり、今よりもっとオロオロと子供たちをもてなす努力をしていた。
家にあった菓子を出すところまでは思いついたのだが…
子供たちが帰ってやれやれ…と思って一息ついたころ、遊びに来ていた一人の子の母親が「大事なお話があるのを忘れてました」とやってきた。
聞くと重度の牛乳アレルギーだと言うのだ。
「2,3mlで命にかかわるのです」
と。
幸いそのお子さんは小1にして既に自分のアレルギーに関する注意事項はしっかり身についていて、当時の我が家でも問題なく過ごせていた。
この肝の冷える一件以来、みど子は子供たちのアレルギーについて考慮することができるようになった。
今回はどうやらアレルギーの心配のある子はいないようだった。
となると…
当初仕事とはいえせっかく遊びにきてくれたのにwelcome感を出せなかった自分を反省したくなり、
「(芋でも揚げるか)」
と、冷凍庫から既にカット済みの揚げるだけポテトを取り出す。
コストコ買い出しに行くときに保冷剤代わりにどでかい冷凍ポテトを買ってくるのもみど子家のならわしなのだ。
次男が大好きな鉄板のシーズニングパウダーもあったはず。
量的に考えて丁度よさそうと、使いさしだったポテトを一気に油の中に入れてみた。
油の温度はもう少し上がってからがよかった気がするが、後の祭りだ。
丁度よさそうな量というのも、「今いる子供たちの人数に対して」そう思ったわけであって、一回の調理に適した量ではない。
明らかに温度が下がりすぎた油鍋を見ていると、子供のうちの幾人かが集まってきた。
先回りして言い訳するように
「ポテトを揚げてるよ。入れすぎちゃった。」
と言ってみた。
「おお!炭水化物だ!」
となぜか盛り上がる子供たち。
家庭科だろうか理科だろうか?「炭水化物」という言葉を習ったのだろう。
「(かわいい)」
次男にはないかわいさを感じつつ、
「(じっくり待てばこのポテトもちゃんとおいしく揚がるはず)」
と自分に言い聞かせるみど子であった。
果たして、ポテトから発せられる泡が少なくなり、人様に出せるような仕上がりになったとみど子の勘が言った。
「にんにく族ガーリックポテトの素」
これが魔法の粉だ。
一旦油をきるためのクッキングペーパーにポテトを取り出し、新品のレジ袋に入れ直す。
それから魔法の粉を振りかけて、
シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ
夕方に食べる揚げたてのポテトがうまいのは、これもまた長男が小学生の頃に知った。
当時住んでいたところの近所に温水プールがあり、地元の小学生は遊びのローテーションの中にごく自然とそこの温水プールを入れていた。
終わった後に売店で揚げたてのシャカシャカポテトを頼むことまでがセットだった。
心配性のみど子は長男が割と高学年になっても様子を見に行ったりして、一緒にそのポテトを食べることがあった。
「(うまい)」
みど子居酒屋で頼めば「やまもりポテト」と称してよいような量のポテトをトンとテーブルに出した。
「食べていいよー。アレルギーの子いない?大丈夫?自分で分かってる?」
と、そこは割としつこく。
一人、二人とつまんでいく。
もちろんみど子もつまみ食い済みだ。
「熱っ!」
「熱っ!」
「猫舌の俺としては…」
「(この家はやたらと熱いものを出す家だと印象付けてしまっただろうか)」
先ほどの長男の紅茶のことを思い出しつつみど子は台所の片づけを進めた。
そのうち
「うまっ」
「うまっ」
「何?この味」
という声が聞こえてきた。
しめしめ。
みど子は久々に感じるタイプの喜びを感じた。
ある程度の片づけを済ませ、みど子ももう少しつまもうかとテーブルを見ると既にポテトは消えていた。
おそるべし「にんにく族ガーリックポテトの素」である。
ある子に至っては
「自分もよく料理とかするんです。さっきのポテトの味は何ですか?」
と質問までしてきた。
「これだよ」
と「にんにく族ガーリックポテトの素」の袋を示し、
「さっきの量くらいのやつで、一袋を3回に分けて使えると思うよ。」
と、個人的な味の濃さのアドバイスまで付け加えた。
その子は流れるような所作でスマホを取り出しパッケージの写真を撮った。
「(今時だ)」
みど子は軽い驚きと、こそばゆいような嬉しさを感じながら時計を見た。
16時50分
「(さあ、この子らの「引き」はどんなものなのか?)」
経験上「長っ尻」の子がいるのだ。
ここまで「来るもの拒まず、去るもの追わず」な雰囲気をこちらも出しているので、基本的に追い出したりしたことはないのだが、
それでも「この子のおうちは大丈夫?」というレベルまで居座る子がたまにいる。
そんなみど子の心配は杞憂に終わった。
「俺、そろそろ帰るー」
「俺も」
「私も」
「じゃあ、俺も」
次々にそういうと、皆それぞれの荷物を探し始めた。
ここでみど子が言うべきことは一つ
「忘れ物無いようにね~」
それぞれの荷物がそれぞれに無事発見されると
「ありがとうございました」
「ありがとうございました」
「おじゃましました」
と、また口々に言いつつ玄関へ向かっている。
「はい、どうも~」
と、返事をしているのは長男だ。
部屋をうろうろしていた次男に
「玄関までは見送りしなさい」
と告げる。
結局長男、次男、みど子3人で見送りに行った。
そこで初めて気づいたことがある。
子供たちの大量の自転車が敷地内の通路の進路妨害をする勢いで止められていた。
「(これは…まずい。)」
しかし、時すでに遅しでしかない。
次男に
「次、こんなことがあったらこっち(もう少し広い敷地の方)に止めて」
と。
「ああ、でも、こんなの毎日はダメだからね」
と付け加えるみど子であった。
オーディブルで受けた衝撃
とうわけで、なんだか小説風に一気に書いてみました^^;
しょーもな^^;
視点が定まっていないような気もするし^^;
疲れちゃったのでこのままろくに読み返しもせずにUPしようかな、と思ってます^^;
最近オーディブルにドはまりしてまして、昨夜丁度「正体」という作品を聞き終わったのです。
これが久々に最後でボロボロに泣いてしまいまして…
作品ロスというか、次を気軽に聞き始められないことになってます^^;
「フィクションで泣ける」は、自分の心の健康のバロメーターだと思ってる節もあって、
そういう意味では今「いい感じ」なのですが、
それにしても…自分にとっては衝撃作品でした~。
多分、これ、ナレーションの人の力も大分加わってます。
主人公に対する思い入れがより強くなる。
オーディブルだからこそ達することのできた境地かと。
老眼が進んだこの目にも期待以上のエンタメを味合わせてくれるオーディブルに感謝ってとこかな?
『正体』 Audible版 – 完全版 染井 為人 (著), 渡辺 紘 (ナレーション)
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