ふわっと、ザクっと、ダラダラとした鹿児島帰省旅行のレポートです。
総合的に楽しすぎて、無駄に細かいかもしれません^^;
でも、両親と過ごした楽しい思い出を残したいな、と。
ラーメンよし家
今回の旅は(本当はキャンピングカーでガンガン西日本巡りして一瞬だけ実家に寄ろうと思ってたけど、車壊れてしょうがないから)実家で「ゆっくりのんびり過ごそう」と言ってはいたものの…
(↓ちなみにキャンピングカーはレッカー移動されて行ったよ…)
前日の釣りが意外と早くあがれたので、体力の回復度も高く、しかも元来じっとしていられない勢なので、
結局大隅半島の南半分を一周する勢いで動いた、という話です。
まずは、
「俺のおすすめのラーメン屋に連れてく」
と父。
「ラーメンよし家」さん
私が地元にいた頃にはなかったお店。
なかなかの人気店らしく
「車で待たされることもあるんだぞ」(by 父)
と。
丁度お昼時に到着したのですが、ギリギリ「車で待たされる」一組目となりました^^;
席が空いたら車まで呼びに来てくださるスタイル。
とんこつラーメンをいただきました。
割とあっさり。
私の好きな豚骨だわ~。
生絞りニンニクが可能。
ただ、それをやるとニンニクしか勝たないからね~^^;
内之浦ロケット基地
JAXA 内之浦宇宙空間観測所が正式名称かな?
割と地元 of 地元みたいなところにあります。
上記のラーメン屋さんより全然近所。
なので…
子供の頃の私はそこで働きたかったんですw
そこで働いて、ロケットが打ちあがった時に地上で喜んで抱き合う人になるのが夢でした。
フワッとはしてたけど…あってもいい話じゃない?と、今でも思うこともある。
そもそも「あそこで何してんのよ?」という好奇心ベース。
物理学の門を叩くとこまでは行ってみたんだけどねぇ^^;
あれ?おかしいなぁ?
そんなこんなで?
私個人的には子供の頃から何回も訪れていて、ロケットの打ち上げも見たことあって、子供達も何回か連れてって…
と。
はやぶさ帰還や宇宙兄弟とかで…そこそこ注目される前から(されてない?)馴染みの場所ではありました。
地元民的には、都会から人が来ると、ルーティンのように案内する場所w
今回もそんな感じで、夫を含めて全員リピーターだけど、ちょっと、行ってみようよ~、と。
(他に行くところがないからじゃないぞ!(小声))
天気悪かったけどね~^^;
降ってないだけマシって感じでした。
天気が良ければフツーに景色もよい。
↓こんな感じ
しかも見学は無料です。
私たちが行った2024年4月現在では、予約なしでも見学可能でした。
門のところで受付をすると、通行証みたいなのや地図をもらえて、構内の見学可能なところを自家用車で巡る感じです。
でもね(?)この辺のパラボラアンテナは思ってたよりすごい仕事してるらしいよ。
打ち上げた衛星の追跡業務には欠かせない場所なんだそうな。
日本の衛星技術の発展への貢献度はなかなか高いと見た。
もう少し誇ってもいいのではないか?地元。
私が知らなかっただけかもだけど^^;
や、それでも、昔より情報が入手しやすくなってるから、やっとここまで知れたってことじゃないのけ?
「地元民は意外と近すぎて何にも知らない説」w
昔はこんな看板もなかったんだけどね~。
結構見るところはあります。
↓この辺に打ち上げを管制するところがあるみたいで。
「あたしの夢の現場はここだったのか~」と、わけのわからないモードにw
↓これは「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」糸川英夫さんの銅像
場内をめぐる分岐の目印にもなって、結構気になる存在。
糸川さんの銅像と婿姑の話
…と、ここで父が
「そういえば、ばーちゃんの名前はあそこに書いてあるはず」
と、いきなりぶっこんで来る。
どうもこの像は地元の有志の協力で建てられてるらしい。
で、当時寄付をした人の名前が全部書いてあるんだそうな。
ばーちゃん(=私の祖母)も「寄付したよ」って生前言ってたらしい。
(祖母は一昨年亡くなってます。)
父は婿なので、ここで言うばーちゃんとは義理の親子関係なのですが…
でも、このへんにも書いてたけど、関係は良好で、
私の母は三姉妹だったので、父はそれはそれは大事にされていた…はず。
ならば、
「後でばーちゃんの名前見に行ってみようよ」
と。
ある程度見学を済ませて、銅像のところに近づく。
↓これがその募金者名簿
どれどれ…
と、祖母の名前を探す…
…
…
…
!!
とーちゃん?あなたの名前もあるわよ?
(知ってるおじちゃんおばちゃんたちの名前ばっかだし、全面モザイクするしか…^^;
でも確かにばーちゃんの名前ととーちゃんの名前が仲良く並んでおりました。)
「おお、そうか、じゃあ、ばーちゃんが、自分の分も出してくれてたのかな?(アハハッ)」
父、募金の認識は全くなし^^;
ああ、でも、わかる気がする。
祖母が、集金に来た人に「〇〇さん(←父)の分も出しててください」みたいに言ったんだと思う。
みどペン実家の家長としての父の名前を残すために。
おそらく当時(2012年くらい?)は丁度祖父が亡くなる前後だったと思うんだけど、
ばーちゃんがとーちゃんを頼りにする感じが垣間見えるような…
そういう風に思いを巡らすと…
やっぱり父ちゃんは婿として大事にされてたんじゃないかな?
祖母の想いをこんなところで見つけられたなんて…
婿と姑の名がこの地にこれからもずっと残されていくなんて…
と、この日はやたらと感傷的な私^^;
え?でも、なんだかいい話…的なことにしてもいいんじゃないのけ?
…と、一旦書いてみたんだけど、
魚釣りの回でこのへんに書いてた「ナチュラルな父」は、私の祖父母が他界してから現れてきたってこと??
そう思うとまた…面白いね~w
…って、多分、これが冗談になるほどには関係の良好な家族だったと思うんだけど^^;
レトロフューチャー的?資料館
見学の仕上げは資料館です。
ロケット打ち上げ基地の資料館って、字面だと先端技術的なイメージではないでしょうか?
でも、ここの資料館は…
なんだかとってもレトロ。
レトロフューチャー?の…リアル版ってことだよなぁ…みたいな?
要するに新しいんだか古いんだかわからない^^;
パっと見小さな建物に見えますが、地形の高低差を生かした作りで、下に延びてます。
なんだろう…
さっきの「今まさに日本の衛星技術の最先端を担ってる」という話と、
データを紙テープで作ってた時代の話が自分の中でうまくミックスできないというかなんというか…
大元の技術の基本というか、原理とかは変わってないんだろうけど…
最先端部分を見れない…というか、(私の不勉強で)知らないので、なんだか「今もこんなことやってるのかなぁ?」と一瞬誤解する…ような?
それならもう、レトロフューチャーというファンタジーで処理してしまう?
みたいな?
本質を味わうにはなかなか知識と努力がいる施設?
軽く脳がバグるw
↓他にも結構色々展示されてます。
でもどっちかというと、設立当初の歴史を紐解く感じの展示です。
「おおすみ」が打ちあがった時の盛り上がりはすごい。
↓一面カラーで!
1970年のことなので、みどペンは生まれておりません^^;
世界で4番目だそうな。ソ連→アメリカ→フランス→日本。
↓「おおすみ」を打ち上げた実際の装置(さわれるのが地味にうれしい。)
集え!若人
というわけで、館内でふと見かけた「楠隼中学・高等学校」のパンフレット。
思うところあって一部いただいてきました。
鹿児島県立の中高一貫校で、JAXAとかと提携して、割と宇宙のことが学べる学校というイメージです(私の主観です。ご注意を。)
この学校が私が中学生の頃にできてたら迷わず進学してただろうなー
と、フツーに思うのですが、
設立当初は男子オンリーだったからねぇ…
鹿児島県のそういうとこ、モヤモヤするわ~
と、そこまでセットでフツーに思う感じです^^;
令和8年度から女子も受け入れて、自宅通学も可能だって。
個人的な感覚では「やっとかよ」かな?
ちなみに、子供たちが「宇宙!宇宙!」みたいに育ったら、ここの受験も真剣に考えてました。
「全寮制だけど、おじーちゃんおばーちゃんが近くにいるからなんとかなるっしょ?」の感覚で。
長男が中学受験するときもマークしてたし、
長男も次男も心を病みがちだった時は転地療養の候補としてもう少し真剣に…
ただ、いかんせん子供達二人とも「宇宙!宇宙!」じゃなかったという…^^;
ま、いいんだけど。
でもでも、
6年間の青春をささげる場としての魅力は…その人次第だとは思うけど、アリっちゃーアリのような気もする。
そうだなぁ、女子も、地元生、もっとオープンに受け入れて、面白い学校に発展して行ってほしいな。
ファンタジーかなぁ?
結構揉めてたっぽいし、最初大変そうだよね…
ちなみに、うちの両親たちは結構楠隼生を見かけるみたいで、ものすごく温かい目で見てるみたい。
「かわいいー」とか「かわいそー」とかよく言ってる。
「かわいそー」は、「こんな田舎でごめんね」的な意味が込められてるらしい。
困ってる楠隼生を見かけるとすぐ助けようとしてるっぽい。
今だと年頃がうちの長男と合うから、重ねて見てるっぽいです。
(ま、そんなごくフツーの制服を着た高校生の長男が今となってはファンタジーだというのはまた別の話だけど…)
…その辺りを踏まえて…
ついこの間、(旅から帰って一か月くらいしてから)何気なくこのパンフレットを真面目に読んでみました。
進学実績を眺めると…
東大5人。
10年の累積だとは思うんだけど…
とにかく東大合格複数名出せてよかったねぇ…
と、鹿児島県民として?地元民として?ほっと胸をなでおろす^^;
なんとなく。
いや、だって、ガチ目の「宇宙」だと「東大行ってなんぼ」っぽくないか?(←超個人的偏見です。すみません。)
学部の内訳が書いてないのは気になるものの、
少なくとも入学する人の中には「ここでガッツリ勉強して東大で宇宙の勉強するんだ!」という人が一定するいると思うのです。
その人たちの期待に応えられる場である証明には…なってるんじゃないのかな?
あと気になるのは、意外と医学部系の人も多いってこと。
大学名と合格人数が書いてある中にしれっと「医学部医学科〇人」って混ざってるw
「わき目も降らず勉強できる環境」を期待しての入学かなぁ。
県立高校だし、コスパはサイコーということになるんだろうなぁ。
やっぱり、自分の時代に存在してたら…行ってたろうなぁ…
なんか、色々、面白い学校だよね。
作ったからには上手に育てて欲しい。(←相変わらずの誰目線だ?感。すみません。)
…と、さらにおまけエピソードとして、
このパンフレットの中に高校時代の恩師発見!!
パンフレットを開けずに捨ててたら気づくこともなかっただろうけど。
お元気そうで!!
当時は確か新着任くらいだった気がするけど…
結構情熱のある先生という印象でした。
あと、いい意味のクレイジーさで記憶に残ってた感じ。
この学校への配置も納得~。
次男、今からでもここに進学しないかな?^^;
色々記憶や感情を刺激されることが多く、結構めちゃくちゃ書きなぐってますが、
要は
内之浦宇宙空間観測所の見学はおすすめ!
楠隼中高支援!
ってことで。
(大隅半島を知床半島くらい知名度高くすることを密かな目標にしてますw)
(半日ドライブはまだ続きます)
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