よくある日記

受験シーズンに思うこと2024

ご覧いただきありがとうございます!

ここは私(みどペン)が、「育て辛っ!」と思う息子たちや、「クセ強っ!」と思う夫と、なんとか明るく楽しく穏やかに過ごすことを目指してあれこれやってみたり、やらなかったりする様子を、書いてみたり、書かなかったりするブログです。お時間とお気持ちの許す限りお楽しみください。

長男の「中学受験」を(できるだけ真面目に)振り返る

受験シーズン真っただ中ということで…なんとなく書きたくなりました…

というか、最近長男と話していて、一つ「これが我が家の結論かな~?」と思うことがあったので、とりあえず記録したく。

 

ここでいう「受験」とは主に長男の「中学受験」についてです。

(受験したのが2019かな?)

我が家の長男は「ADHD」なのか「ASD」なのか「2E」なのか…

どうも「紙一重」感が拭いきれずにここ(高2)まできました。

親という立場から一歩引いて(引いたつもりで)書くと、

「人間的にはとても魅力的な気がするが、どこか危なっかしい」

のです。

 

長男が0歳の頃から私は「育てづらさ」を感じていましたし、小学校低学年で最初の不登校(実際は登校渋りとか五月雨登校が続いた状態)も経験しました。

その過程で試行錯誤、暗中模索する中で、

「こういうタイプの子は中学受験もアリかもね。勉強は続けておいたほうがいい。」

みたいな話が持ち上がり…

 

当時の公立中学校での「内申点」の噂を聞いてビビり散らした私が、もちろん本人の意向も踏まえて

「中学受験をしよう!」

に踏み切りました。

 

要は、

「公立だと内申点が取れなさそうだから私立にしようか」

という感じ?

 

中学受験界ではまま聞く話かと。

(今思うと、ちょっと考えが浅かった気もしますが…)

(そもそも、内申とか学業成績とか、そういう軸で長男を計ることが…ナンセンスだったのかもしれないと思う今日この頃…)

(結果、世間から評価されづらいという「生きにくい」パターンの王道を闊歩中??)

 

さて、踏み切ったはよいのですが、我が家に中学受験経験者はおらず。

しかも、転勤族だったので、慣れない土地での受験情報収集からのスタート。

その時点で数年後の次の転勤も見越さないとだし…

中学受験をするとは言っても、どこでどんな学校を受験をすることになるかは全然見えていませんでした。

もちろん長男の成績の最終的な見込み(?)とかも含めて。

ま、とにかく、「中学受験用の勉強だけは始めとかないと」という感じ。

 

で、とりあえずの…

「Z会の通信講座」

に手を出してみた、と。

確か、家庭で取り組む理科の実験みたいなのが結構あって、真面目に取り組んだ思い出。

 

で、4年に上がる頃、「塾探そうか?」と。

(2015,6年あたりの話です。最新情報は知りません。回顧録です。ご注意を。)

S様は親子共に恐れ多い感じがして、初めから除外^^;

(今だったらもっと検討するかも。テキストじゃなくてプリント(=軽い!)というのは通塾にあたって我が家の場合は大きな要素でした。この頃は知らんかったけど。)

Wさんは…ちと指導方法が長男に合わなさそう…

(話は聞きに親子で行ったけど、親子で「ナシ」とジャッジ。)

Yさんも…「いや、4年の頃から拘束時間長くないか?」で「ナシ」

Eさん…(出口的な)期待値(?)とコスパ(?)…うーん…?

 

Nさん…良さそう? 

…と、体験授業までこぎつけたものの…

 

体験授業の時間の最中に

「すみません。長男くんが「帰りたい」とおっしゃってて…」

と電話^^;

私の中で「長男、塾の体験授業から逃亡する伝説」誕生。

 

マジか…

集団塾無理なのか…

 

というわけで、一旦、Z会の教材に戻る。

4年の前半はタブレットコースを選んで取り組んでました。

 

私としては

「この量で大丈夫なの?中学受験って4年の頃からもっとゴリゴリ勉強するんじゃないの?」

と思って不安になってましたが、一応スケジュール通りにこなしてました。

でも、私自身が中学受験未経験者だったので、加減が全然わからず、

伴走しながら(勉強に関しての)親子バトルみたいなのはありました。

こんなお互いストレスのたまる関係…続けてもよくないでしょ、みたいな。

なので、

「もうちょっとしたら塾行って勉強した方がいいよね」

とは言い続けてました。

 

この時点で…本人が「中受の勉強おもろ!」となってれば、ワンチャン「ツクコマ」とか狙えたりするとこいけるかなー?

 

とか思ってましたわ^^;

いや、それくらい長男は不思議ちゃんなのですよ。(まー、それでもさすがに「ツクコマ」は無いわよw→過去の私)

 

で、4年の後半かな?

もう一度、

「そろそろ塾行くか?」

で、塾探し。

  

週一だけの「Z会の教室」的なところにも見学に行ったけど…

「土日がつぶれるのは嫌」

みたいな理由で本人に却下されたりしたなぁ

 

じゃあ!

ってことで、結果的には近所の個人指導塾にとりあえず押し込んでみた感じになりました。

 

まぁ、しばらく行ったは行ったけども…

なんというか、塾長のクセが強すぎて…

親子共に

「ここに長居してはダメだ」という警報を感じ…^^;

(一応書いておくと、合う人には合うと思う。私なら続けて通っちゃってたかも。情熱はピカ一な塾長さんでしたよ。今でも忘れない。とにかくインパクト大。)

 

結果、長男が逆に素直に「一般的な中学受験塾」に通う決心をしたという…

 

やれやれ。

 

で、落ち着いたのは、当時「5年まではそんなにキツくない」とされていたIさん。

 

長男と相性の良い先生と当たりました。

塾友もできて。

 

「塾行きたくないよ~」なんてこともなく。

もちろん「塾行きたいよ~」なんてこともなく。

だんだん、中学受験の現実というか、(偏差値的な)「適正校」ってこういうことか…ということも親として分かってくる…的な^^;

自宅で根詰めて勉強してる姿は一度もみたことなかった気がするけど、塾の先生が「大丈夫です」っておっしゃってくださってたから、大丈夫なんだろうと…

まぁ、信じるしかない。

 

こちらの塾に関しての私の出番は

「どうかお願いなので、元のクラスに戻してあげてください」

って、頭下げたくらいかな?

 

長男は謎に算数が出来てたこともあって、上のクラスにお誘いをうけたのです。

実際何回か上のクラスで授業を受けたのですが、その後の様子を見て…「こりゃ、アカン(目が死んできた…)」と。

長男、先生との「相性」は重要ポイントなので…あんまりためらいとかはなかった記憶。

むしろ拗れる前に戻れて良かった、的な。

 

今思うと…というか、当時も思ってましたが、長男にとってはそれなりに環境が安定してた時期だったんじゃないかなー?

だから…当時の私は…できればその地で学校を選び、塾友と共に進学…とか…

それを達成してこその「長男が中学受験をする意義」なんじゃないかと思ってましたが…

そのためには、夫の単身赴任や、終の棲家をその地に構える…とかもアリなんじゃないか?ってね。

だから、その地から通える学校の説明会とかも行って…

いくつか候補が見えてきて…

という矢先…

 

いつの間にかこの先ずっと、とんでもないことでも起きなければ東京に住むことに。

 

何パターンか考えられる中の一つの選択肢ではありましたが...

もうちょっと先かな…

長男が高校を出終わる頃かな…

と思ってた節がありました。

 

ちなみになのですが、最初に考えていたのは神奈川で、

(実際はここからドンドンかけ離れていったので)名前出しちゃいますが、

私の中では

「鎌倉学園」が一押しでした。

とりあえず男子校に通わせたかったです。

多分、長男には合ってるだろうなー、と。

それが、「内申点を気にしない中高の6年間の本体」だと思ってたふしもありました。

そういう環境で「仲間」を見つけて、ワイワイだったり穏やかに青春時代を過ごして欲しかった。

鎌学に関しては、北鎌倉という場所とか、校章が星形でかっこいいとか、建長寺とのつながりエピソードも(私の^^;)お気に入りで…

(サザンのファンではないのですが。)

入試の難易度とかも「このくらいなら押さえて欲しいし、度を超えた難問奇問はなさそうだし」と思えたので、鎌学…届くといいなあ…

ね、よくない?いいよね?

と、複数回説明会にも行ったし、学園祭にも連れてって、長男にもよい印象を付けとくことを怠りませんでした…^^;

 

なんだろなー、私立の男子校…説明会とかに行くと、男子の母にいい感じに訴えてくるのですよ^^;

だいたいどこも「あなたの大事なお子さんを私たちも「愛すべき男子」としてしっかり育てます」みたいな?

なんか…コロっと絆されるんですよね^^;(私だけか?)

 

ちなみに、栄光学園は…建物カッコイイ!!(隈研吾さん!)けど、坂がきつそう。毎日のことだし。で、パス。

(…というか、偏差値的に向こうから願い下げだったろうな^^;)

そういう意味では浅野学園も良かったんですが…(学園祭はうちの子たちには一番うけが良かった記憶。)

まー、この辺は「偏差値間に合ったらね」の領域^^;

 

一応共学も見に行ってて…

桐蔭学園は…「受験勉強」に重きを置きすぎてるイメージ(?)小テストの点数とかが廊下に貼ってあった気が…

(今現在は知りません。あくまで私の個人の感覚です。)

そもそも求めていたのが大学受験予備校みたいな雰囲気ではなかったので、パスした方が良いかな?と。お互いのために。という感じ。

 

湘南学園は…当時のお知り合いの方が小学部から通わせていらっしゃったりしてて、「うち、結構いいよ!」ってことだったので、真面目に見に行ったりしました。確かに確かに結構良さそうでした。今考えても「アリ」寄り。

 

日大藤沢…大学のキャンパスでもあるため、とにかく広い。

「日大、すごーい!」と、素直に思ったし、「こんなところで過ごす青春もいいねぇ、しかも、高校どころか大学までついてくる感じじゃん?」

と、なんとなく、「縁」的な第六感さえ働いたような…

当時住んでた場所からの通いやすさとかも含めて、赤丸急上昇!w

(ちなみにこの時点でまだ偏差値的に日大より上を目指して勉強するぞ!と始めても全然いい時期(小学生)なので、「ついてくるのが日大でほんとうにいいのか?」という問いにはぶつかります^^;)

 

で、

「今日は日大藤沢の学祭に来ました~。長男、ここに通うのもよさそうです。」

みたいな内容のメールと、現地で撮った子らの写った写真を義理の実家に送りました。

 

これが…

ここから…

ね…

 

義理家では日大と言ったら「豊山」なのです。

そこに思ってたより譲れないこだわりみたいなのがあったらしく…

というか、色々経緯や理由もあったのですが、

とにかく、この頃

「私たちは東京に家を建てて住む」

が決定^^;

 

なので…

中学受験のエリア変更!

「神奈川」→「どちらかというと千葉よりの東京」へ。

 

5年の秋くらいだったかな?

どうも、この話は逃げ切れない、と。

 

で、腹をくくって、

東京、千葉の学校調べ。

 

東京行くなら…

「芝だ!」

私のあこがれる男子校は芝にある!

さようなら鎌学さん…

と。

芝学園は説明会がやはり上手いと思う。

芝温泉に…つからせてあげたかったなぁ...

(…と、最近のゴタゴタを見聞きするまでは信者的に好いてましたが...最近は「みんな色々あるんだなぁ」と、ちゃんと落ち着いて見れるように…)

 

あとは、

芝工大も…初見では親子共々絆されちゃう…至れり尽くせりの学園生活...みたいな、説明会ね。

ここまでやってくれるんだ~、と思って、学費見ると...まぁ、そうですよね^^;みたいな印象。

 

千葉方面では…

市川も、トホトホもね…感じよかった…

「入れてもらえるなら行った方がいいよ~」的な。

 

ああ、豊山。

豊山も見に行きました。

これもまた「今思うと」論ですが、豊山に行くのもアリだったのかもなぁ...と。

 

ちょーっと、期待してた「男子校」像とズレてる気がしてて...

あと、長男の偏差値的に適正かどうかとか?

(長男のこの年は…タックルの頃かな?説明会が「ご心配をおかけしましてすみません…」みたいなノリで始まるという…)

 

今なら...推したかもなぁ…

「駅の出口から10秒で着く」とか、次男に言わせると「神じゃん」って。

確かに。

(次男を今年一度説明会に連れてったのです。大麻問題の前だったので…かつての控えめな雰囲気から一転したツヨツヨの説明会でちょっと面食らいました。長男の頃から比べると、偏差値むっちゃ上がってるからなぁ。今現在はどんな雰囲気かな~?)

 

…というわけで、

小6の時点で、(首都模試ベースのイメージで)

算数の偏差値は割と高めをキープ

国語は…漢字・四字熟語・ことわざ等々の暗記は家では全くせず…それでもまぁまぁ点は取れるタイプ

理科は…人並みよりちょい高め?

社会は…ほとんど興味なく、人並みかそれ以下。

 

私の思ってた中学受験とはちょっと違ったイメージの日々でした。

長男、家であんまり勉強しなかったです。

暗記ものには結局手を付けず。

  

そんな状態で受験に突入~

 

年明けの埼玉方面も行きましたよ~(長男と夫が)

メッセ入試も行きましたし(長男と夫が)

なんか、とち狂って千葉は3連戦してました^^;

昭和秀英…ほとんどノーマークだったのに…

で、3連敗ね^^;

 

さすがに出願を慎重に…みたいな雰囲気に。

この時点で家族全員「ここじゃないとヤダ!」という学校はナシ^^;

いくら私が男子校熱をあげていたとて、当の本人が「共学でもいいかな…」みたいな感じでさ。

最終的には通いやすさとか、受かりやすさとか?そんな選び方。

 

で、大本命の2月1日…

上記に全然書かなかった学校に長男はサクッと合格しました。

 

その後も一応芝工大は受けに行って、不合格。

あれだけ「書け」と言われてた国語の記述問題を…空欄で出したらしいし。

 

芝の2回目もダメ元で受けに行ったんです。

んで、人生初の「掲示板で合否を見る」経験をね…

桜散ったけど。

 

そんな感じで、若干のほろ苦さと、

「まー、結果的にここで良かったんじゃないの?上出来!上出来!」

な中学受験は終わりを告げました。

 

ちなみに、塾の先生は武蔵を激推ししてましたが、通学と、偏差値の高さに怖気づいてチャレンジはしませんでした。

 

で、長男は偏差値的には真ん中よりちょっと上の共学校に通うことになりました。

 

 

で、なんやかんや、色々ありまして…

確かに、内申点気にしなくても、高校には上がれました。

「やったぜ!中学受験の目的達成!」

…と、言えなくもない…が…

高1の夏に…長男は通信制高校に転校することになりました。

その前後も色々あったのですが…

やっと最近環境が安定してきたというか…

長男と

「中学受験ってなんだったんだろうね~」

みたいな話になって…

 

「やー、あれはー…......しなくて良かったかもね。今更だけど。」

 

と^^;

 

いや、私も…タイムリープするんなら…

別ルートをとるかも^^;

 

「「無駄とは言わないけど」」

 

と、一応そこは共通認識としてあるのですが…

 

私の印象では、いろんな苦労と、ちょっと道からはみ出しそうになった時の修正の効きづらさが…見合わない気がする…

6年間平和に暮らせればそりゃあ、費用対効果的にも満足するかもだけど…

平和じゃなかったときの立て直しにかかる精神とかコスト面とか…

結構…バカバカしいほどにエグい。

 

これは、今、やっとこうして振り返れる余裕が長男にも出てきたからこそなのだろうけど…

まー、今の所長男はこれからの人生にも絶望せずに、「これだ!!」というものに出会えて、割と自力で走り出してるので…

私としては自分ができるとこまで、適切なとこまでは応援したいな、と。

 

タイムリープではないですが、

これを踏まえた次男…

小3からSに在籍してみましたが…

あっという間にリタイア。

結局小5になった今、次男は「中学受験向きではない」ということで、夏くらいに完全撤退してます。

そもそも長男とタイプが違うので…最初からあまり中学受験の必要性を感じてなかったし。

一応兄弟平等にチャンスはあげたかったので、とっかかりだけやってみましたが…

全然ダメでした。

中学受験追い込み中の人もたくさんでしょうが…

体調に気を付けて、がんばってください。

 

ちなみに、長男はこの時期学校は全部休んでました。

懐かしい。

 

というわけで、我が家の中学受験は…黒歴史の箱の中にしまわれることになりそうです^^;

 

一見恵まれた環境だったのにもったいない…

と思うのですが…

「本人に合うか合わないか」

「環境を整える」

の本当の意味…

まだまだ考えさせられる今日この頃。

 

せっかく今現在本人がかつてないほど活き活きしてるのにねぇ。

それが「自分の思ってたんと違うから気に入らない!」なんて…そんなことは言わない私でありたいけど…

言わないけど…

まだ戸惑いとかはあるわ~

 

長年探し求めていた

「長男が落ち着ける環境」

って、こんな感じだったんだ!!!

 

という、

「内申点回避のための中学受験はしなくても良かった(かもしれない)」

の話。

というか、

「良かれと思って一生懸命中学受験したのに数年後に息子に「しなくても良かったかも」と言われた母親の話」?

言うほど後悔とかはないから~(涙目)

いや、今更そこで落ち込むのはやめようw

 

今年は、長男、大学受験生なので…そっちの心配を真面目にした方が未来につながる。

中受のように親がかりな部分がないから…だいぶ気楽に構えてます^^;

また数年後、こうやって「ああだった、こうだった、こうしたら、ああしたら…」って書いてるかもだけど^^;

 

最近ブログはご無沙汰だったので、思ったよりダラダラ文章で恥ずかしい...

お目汚しすみません。

 

すべての受験生、がんばってくださーい

 

 

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